こんにちは、ばっしーです。
この4月から晴れて社会人となったわけですが
実は修士1年の3月いっぱいで大学院を中退しました。
大学院を中退した経緯についてはまた別の記事で詳細に書いていくつもりです。
やむを得ず中退する学生は毎年一定数いると思いますが、大学院を中退したあとの就活って心配ですよね・・・
特に日本は新卒至上主義であって、中退者や既卒者に対する風当たりは強いです。
私も大学院を中退することになったときは、本当に就職できるのか心配で不安で、大学院を中退した人のブログを読みまくっていました。笑
学生の時って留年したり大学院落ちたり、中退したら人生の終わりみたいに感じるし自分もそう思ってた。
でも院中退しても意外と人生なんとかなったし、同期でも留年経験してる人も少なくないし、いかにネガティブにならずに自信を持てるかで結果が全然違うと思う。— ばっしー@Webエンジニア/デザイナー (@issyu_39) 2018年6月24日
そんな私でも就職活動を始めてから二週間で大手メーカーの内定をゲットできました。
しかも就職活動を始めたのはなんと修士1年の2月です・・・!!
今回は大学院を中退した後の、少しイレギュラーな就活体験談についてお話しします。
- 大学院をやめたいなと考えている人
- 大学院を中退してしまったけど就職どうしようと考えている人
- 大学院中退後の就職活動について気になる人
このような人たちの参考になればうれしいです。
大学院を中退しても意外となんとかなりますよ!!
大学院中退から内定をもらうまで
なんとなく就職するのだと思っていた大学時代
高校卒業後は現役で国立の工業大学に入学し、情報工学科で主にプログラミングやパソコンについて学びます。
4年生からは信号処理系の研究室に所属していましたが、指導教授がゆるい先生だったのでわりとまったりとやっていました。
私が通っていた大学は8割くらいの学生が大学院に進むため、迷うことなく大学院に進むことを決めました。
まわりの同級生も当然のように大学院に進みます。
院試は8月くらいにあったのですが、大学院は落ちたら終わりというイメージがあったので必死に勉強しましたね。
なぜかというともし院試に落ちてしまったら
就活生が就活を終えてくる9月ごろから就活をしなければならないからです。
私は無事学部時代と同じ研究室に合格し大学院生活をスタートさせたのですが、わずか3カ月で大学院生活にピリオドを打つことに・・・
休学することを決意
大学院に入学したとはいうものの、学部時代と同じ研究室だったので基本的な生活は変わりません。
しいて言えば研究室生活に毎日平均2コマほど大学院の授業が入ってきたことくらい。
そろそろ新しい研究テーマが決まろうとしていた修士1年の6月に事件が起こりました・・・
その話はまた別の記事で話すとして、それを機に研究室に行くことができなくなりました。
そして10月から大学院を休学することになります。
まぁ実際は6月以降から研究室に行くことはなかったんですけどね。
休学したとは言うものの、大学院に戻って研究を続けることは考えていなかったので、大学院中退予定で進路を考えました。
翌年度の公務員試験を視野に
大学や大学院を中退した人が選ぶ進路として最も多いものに公務員という道があります。
なぜなら公務員の採用試験では、民間の就活ほど中退や留年が不利になりません。
私も大学の就職カウンセラーの方に相談したり、もともと地元の市役所のインターンを経験していたことから、翌年度の公務員試験を目標に準備を始めました。
公務員試験の中でも地方公務員の場合は6月から試験が始まるところが多いため、勉強期間として半年以上あったのはとても有利でしたね。
専門職ではなく行政職、いわゆる事務職を希望する人ならば教養試験のみになるので勉強期間はそんなにもいりません。
特に数学に苦手意識がない人は予備校に行かずとも、いきなり公務員試験の過去問からやれば十分。
予備校に行くお金を問題集などに使えば良いと思います。
休学をしてから3ヶ月間、バイトをしながら公務員試験の勉強をする日々が続きました。
年明けに転機が訪れる
志望する市役所や県庁を決め、公務員試験の勉強を毎日5, 6時間はしていました。
公務員試験の勉強を始めてから4ヶ月後、翌年2月に転機が訪れます。
本来は翌年度の就職を目指していたのですが、その年度の就活をはじめることになったのです。
就活を決意したのは2月。
もうその年度の民間採用はあらかた終わっています。
かたっぱしからエントリー
私が就活を始めたのが2月だったので、もちろんどの企業も4月に採用する新卒の学生を決定し、入社の手続きをしている時期です。
まず就活生がよく使うであろうマイナビやリクナビの2月時点の求人を見てみると、正社員とはいっても派遣会社や福祉施設などの人員が明らかに足りていない企業ばかりでした。
なので、次に中途採用や転職系の求人サイトで求人を探します。
こちらは大手有名企業の求人はあるのですが、実務経験を条件とするものが多く、学生だった私にはエントリーの資格すらなかったので諦めました。
そのころは大手への就職はあきらめて、大学でプログラミングを学んでいたことからIT系のベンチャーへのエントリーをしました。
IT系のベンチャーなら実務未経験でも採用される可能性が高く、プログラミングの経験があれば採用の可能性はぐんと上がると考えたからです。
Wantedlyを使っていくつかの企業と面談をし、選考の準備を進めました。
ダメもとで大手へのアプローチもはじめる
大学院中退した後、年末くらいに片っ端からお問い合わせフォームに選考してくださいと入れて送ったら大手に入れたんで、この方法はオススメです https://t.co/phbWaX1GRQ
— ばっしー@Webエンジニア/デザイナー (@issyu_39) 2018年12月23日
【中退や院試落ちからの就活】
大学院落ちたり大学中退することになって就活をはじめなきゃ行けなくなった人へ。
この時期は採用が終わってきて、マイナビなどの求人は少なくなってますが、ダメ元で企業のお問い合わせページから人事に連絡を取ってみよう。
意外と面接までいけることもあります。
— ばっしー@Webエンジニア/デザイナー (@issyu_39) 2018年9月5日
ベンチャーとの面談と並行しながら自分の大学の卒業生の就職実績の一覧を見て、就職実績のある企業のお問い合わせページや採用サイトから、ダメもとで選考を行ってくれないかと採用担当者に直接連絡を取ってみました。
大手企業から大手の子会社も含めて30くらいの企業に連絡を送ったと思います。
そのとき気を付けたことは、自分は大学院を中退予定だと伝えたうえで4月採用で選考をしてもらえないかとはっきりと伝えたことです。
その結果、翌年度の採用しか不可能だと回答をもらった企業がほとんどでしたが、連絡を取った中で3分の1くらいの企業から即日で選考を進めてくれるという回答をいただきました。
これが2月上旬の出来事で、入社まで2カ月を切っている時期。その中でESを出したのは、大手IT子会社が多くSIerや自動車部品メーカー、市役所などさまざまなところにESを出しました。
ここのあたりまで来ると普通の自由応募での就活と同じ流れでしたね。
怒涛の面接ラッシュ
なにせ入社まで2カ月を切っていた時期だったので、ESを通過すると企業のほうも急ピッチで面接の日程を調整してくれました。
面接についても自己分析、企業研究をしてという流れは普通の就活と同じだったのですが、中退した人の一番の試練というのが中退理由の説明です。
中退予定ということを伝えている時点で採用担当はなにか事情があって就職活動をしていることは察しているはずです。
中退理由は必ず面接で聞かれるので、自分なりの言葉で説明できるように考えておくとよいでしょう。
ちなみに面接というのは必ずしも正直に話す必要はありません。
私は大学のカウンセラーの方と相談した結果、家庭の事情で働かざるを得なかったということにしました。
(間違ってはいないけど少しずれていました笑)
ここらへんは何回も考えて十分に練習してみるとよいでしょう。
エントリーしてから2週間のスピード内定
ESを出した中で、スピード感のある選考をしていただけたのは大手自動車部品メーカー、地元のSIer、大手IT子会社の3つでした。
大学院中退という経歴なので圧倒的に不利な状況であることには変わりありません。
カウンセラーの方にもこの3つのなかで一つでも内定をもらえたら大成功だといわれるくらい。
でも結果的には3社すべての選考を通過し、一番早く内定をもらえた大手自動車部品メーカーに入社することを決めました。
エントリーをしてからわずか2週間でのスピード内定。
正直大手でこれだけ選考のスピード感があることにびっくりしました。
内定後は入社手続きを急ピッチで済ませ、新卒に混ざる形で4月から働いています。
中退したあとの就職活動で大事なこと
研究向いてないと感じたら大学院中退してさっさと就活に切り替えたほうがいい。
1年でも多く業務経験積んだ方がいいと個人的には思います。
— ばっしー@Webエンジニア/デザイナー (@issyu_39) 2018年6月28日
大学や大学院を中退してから就職するのは、一般的にはかなり不利な状況です。
冒頭でも話した通り、中退でも不利にならない公務員を目指す人が多いし、これを一番オススメします。
でもどうしても民間企業で働きたいという人は
- 就活サイトを眺めるのではなく、企業のお問い合わせページから連絡を取る
- 中退者なりの面接練習をする
お問い合わせページから連絡を取るのはお金がかかるわけでもないし多大な労力がかかるわけでもない。
行動しなかったらその時点で可能性は0%です。ダメ元で連絡を取ってみましょう!
エントリー前に採用担当に直接連絡をとることで、エントリー段階で中退予定だということを伝えられるので、中退を理由に落とす企業をその時点で除外できるメリットがあります。 そのような企業はそもそも選考の案内が来ないので。
また繰り返しにはなりますが、中退の理由はしっかりと準備しておきましょう。
中退理由はたいていネガティブな理由ですが、なるべく前向きな要素を入れられるといいですね。
それでも中退したから就職活動が不安・・・・という人は就活専門のエージェントを頼ってみるのもいいでしょう。
このようなエージェントの人たちは中退者ならではの就活対策の知識が豊富なので、まずは登録だけしてみるのはどうでしょうか。
もちろん料金は無料なので、これからのことについても気軽に相談できますよ!
中退しても就活をあきらめるのはまだ早い
中退だから就職詰んだわw
とか考えるのはまだ早いです。
現に中退でも大手企業に受かることはできます。
企業に入ったらぶっちゃけ学歴なんか関係ないですよ。
意外と会社に入ってみると、大学や大学院の中退者は多いです。笑
自分なんかとネガティブにならず、いかに行動できるかが成功の鍵だと思います。
大学や大学院を中退して、就職どうしようかなと悩んでる人はぜひ相談にのるんで気軽にご連絡ください!
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